2026.04.20
せっかくのお布団が台無しに?「しまい洗い」でダニ・カビを撃退!(vol.68)
月間クリーニングマガジンコラム

今月号のトピックス
- ・しまい洗いでダニ・カビ撃退
- ・しまい洗い失敗しない極意
せっかくのお布団が台無しに?「し
まい洗い」でダニ・カビを撃退!
ゴールデンウィークが過ぎ、湿り気を帯びた⾵が吹き始めると、いよいよ冬布団の出番も終わりですね。皆さんは、⽻⽑布団や⽑布を収納する前、そのまま押し入れに放り込んでいませんか?「冬の間、カバーをかけていたから⼤丈夫」という油断こそが、来シーズンの悲劇を招く最⼤の原因です。
冬の間、私たちは⼀晩にコップ⼀杯分の汗をかくと言われています。布団の繊維には、その湿気とともに、⽬に⾒えない⽪脂や剥がれ落ちた⽪膚がびっしりと蓄積しています。これを放置したまま密閉された押し入れに収納すると、それらは「ダニの絶好のエサ」となり、わずかな期間で爆発的に繁殖してしまいます。
さらに、春から梅⾬にかけて上昇する湿度が、繊維に残った汚れと結びつくと、カビが発⽣しやすくなります。来シーズンの使い始めに、鼻をつくようなカビ臭さを感じたり、喘息やアレルギー症状に悩まされたりするのは、この「しまい洗い」を怠った結果なのです。お気に入りの布団を長く清潔に保ち、次の冬も家族が安心して深い眠りにつけるよう、今の時期に⼀度汚れをリセットして、清潔な状態で「眠らせて」あげましょう。

プロが教える!布団の「しまい洗い」
失敗しない手順と乾燥の極意
冬の間、私たちの眠りを支えてくれた⽻⽑布団や⽑布。これらを清潔に保ち、ダニやカビの繁殖を完全に防ぐためには、表⾯を整えるだけでなく「中わたの芯まで汚れをリセットする」ことが不可欠です。お仕事や家事で忙しい毎⽇でも、ポイントさえ押さえれば効率的に「しまい洗い」は完了します。来シーズン、再び布団を出した時に後悔しないための具体的なステップを解説します。
まずは、洗う前の下処理と確認です。羽⽑布団や⽑布の洗濯表⽰を必ずチェックし、水洗い可能かを確認しましょう。最近は洗えるタイプが増えていますが、側⽣地がシルクなど特殊な場合は無理をせずプロに任せるのも賢い選択です。⾃宅で洗う際は、布団を三つ折りにしてから丸め、⼤物専⽤の洗濯ネットに入れます。コース設定は「布団コース」を選びますが、ここで重要なのが「すすぎ」です。中わたは洗剤成分を抱え込みやすいため、すすぎ回数を通常より⼀回多く設定してください。洗剤残りは、保管中の変色や嫌な臭いの原因となります。
次に、最も重要な⼯程である「乾燥」です。ここでの妥協が、ダニの⽣存やカビの発⽣を許してしまいます。家庭で天⽇⼲しをする場合は、晴天が2⽇以上続く⽇を選び、両⾯をしっかり太陽に当てて中わたの水分を完全に飛ばしてください。ただし、表⾯を強く叩くと⽻⽑や繊維が壊れて保温⼒が低下するため、優しく扱うのがコツです。
もし時間が取れない場合は、コインランドリーの⼤型乾燥機の利⽤を強くおすすめします。プロの視点から言えば、最⼤のメリットは「高温」です。70℃以上の高温⾵で回すことで、天⽇⼲しでは死滅させにくいダニを退治し、ドラムの回転による「叩き効果」でアレルゲンも効率よく取り除けます。仕上がりも驚くほどフカフカになります。
最後は収納です。乾燥直後の熱が冷めてから、通気性の良い不織布ケースに収納しましょう。圧縮袋は便利ですが、強く絞りすぎると⽻⽑が折れるリスクがあります。収納場所には除湿剤を置き、空気の通り道を確保してください。この「しっかり洗浄・徹底乾燥・通気収納」の3ステップが、来シーズンの心地よい眠りを約束してくれます。
“春のお布団のしまい洗いは幸せをつくる”





